1973-03-27 第71回国会 参議院 逓信委員会 第4号
○説明員(山県昌夫君) 調査団が帰ってまいりましたのは一週間か十日前でございまして、ごくあらましのことは聞きましたけれども、正式に明日聞くと。で、まだ明日までには報告書は作成できておらないので、おそらく行かれた方々の各人の感覚をお話しいただくような段取りになるのだろうと想像しております。正式なものはまだおそらく一カ月くらいかかるのじゃないかと思います。 しかし重ねて申し上げますけれども、その報告によって
○説明員(山県昌夫君) 調査団が帰ってまいりましたのは一週間か十日前でございまして、ごくあらましのことは聞きましたけれども、正式に明日聞くと。で、まだ明日までには報告書は作成できておらないので、おそらく行かれた方々の各人の感覚をお話しいただくような段取りになるのだろうと想像しております。正式なものはまだおそらく一カ月くらいかかるのじゃないかと思います。 しかし重ねて申し上げますけれども、その報告によって
○説明員(山県昌夫君) ただいまのお話でございますが、先ほど私申し上げましたのは、四十七年度の見直しの時点においては、まだ、新しく出てまいりました中型の通信、放送衛星、この二つの衛星に対して何年度に打ち上げるかということは、われわれの開発という面から見まして、年度をはっきりはできない。これは新しい問題でございまして、実験用静止通信衛星と違った問題でございます。したがいましてこの新しい放送衛星、通信衛星
○説明員(山県昌夫君) ただいまの御質問でございますが、御承知のように、宇宙開発計画は、原子力の場合と違いまして、当初から毎年見直しということになっております。で見直しをするという内容は、ある時点におきまする計画を進めてまいりました場合に、変えなきゃならぬという点が出てまいりますれば、それを訂正するということが一つ。いま一つは、一種のまあローリングプランと申しますか、ころがし計画でございまして、ある
○説明員(山県昌夫君) 前段の件につきましてお答え申し上げます。 私ども宇宙開発計画、いわゆるナショナルプロジェクトでございますが、過去の例によりますというと、こういう大きな開発計画、これがいろいろ計画されまして私自身も関係いたしましたが、たとえば原子力船というような大きな開発計画、これらの実績を見ますというと、最初の計画どおりなかなかうまくいっておらない。むろん開発でございますから、スタートいたしまして
○説明員(山県昌夫君) 前段の、いわゆる現行のNロケットは、お話のとおり静止衛星といたしますというと、百数十キロのペイロードになります。当然、日本の宇宙開発計画といたしまして、それに続きまして、さらに大きなロケットを開発する必要があると私どもは判断しております。従来計画にはまだ乗せておりませんが、五十二年以降におきましてNを改良いたしまして、大体二百五十キロぐらいのペイロードの静止衛星を打ち上げ得るような
○説明員(山県昌夫君) お答えいたします。 ただいまの御質問、昭和四十五年度に改定いたしました現行計画でございますが、その後の進捗状況、これはものによりますと、最初のスケジュールに比べまして数カ月おくれているものもございますが、おおむね順調にいっておりますので、こういうようなことをふまえますと、五十年の打ち上げ、さらに五十二年の実験用静止通信衛星、これの打ち上げは可能と私どもはいま判断しております
○参考人(山県昌夫君) 先ほど申し上げましたように、ここで注視野の中にあったとかなかったということは真正面を向いておるときでございまして、したがいまして当然いまお話がございましたように見張りをやっております。そういたしますと、あるときに、六十度左をこう見ておるときには、ここに書いてございますように注視野がそっちへ移ってくるわけでございます。その角度は大体四十度ないし五十度、これが見える、こういうことでございます
○参考人(山県昌夫君) 注視野の問題でございますが、これは医学上のテクニカル・ターム、航空医学の本にも書いてございますが、私どもはこの事故調査をやります場合に、いろいろ順序といたしましては三つの、全日空機それから自衛隊の教官機、訓練機の航跡を出さなければならない。で、全日空機につきましては、すでに御承知のように、フライト・データ・レコーダがございますから、これははっきりしておる。それから教官機、訓練機
○参考人(山県昌夫君) ただいまの御質問は航空法第九十四条関係でございますね。九十四条、それから三条十五項、これにつきましては、私ども委員会といたしましてもいろいろ検討いたしました。と同時に運輸省の御意見も承りました。したがいまして、この航空法第九十四条から、やはり直接ではございませんけれども、いわゆる見張りの義務ということが出てくる、こういうふうに考えました。ただし、御質問がございましたように、問題
○参考人(山県昌夫君) フライトレコーダーの件でございますが、幸いに完全な状態で見つかりましたので、このフライトレコーダーによりまして読みを取り、さらにそれを解析するという、これは日航さんにお願いしたわけでございますが、ただ、現在最終的のことを申し上げられない点は、実は風向、風速、でございますから風の方向、あるいは風の速さ、これが各所ではかられてはおりますが、現実に全日空機が飛びましたその間の風向、
○参考人(山県昌夫君) ただいまの御質問でございますが、私ども調査委員を命ぜられまして、委員会が設立いたしまして以来、現地の調査あるいは資料の収集、さらに関係者から事情を聴取する、こういったこと、さらにこまかく申し上げますというと、いろいろな問題につきまして各方面の各専門家に鑑定を御依頼申し上げる、まあそういったようないろいろなことをやってまいりましたが、その間運輸省あるいは防衛庁、それから全日空あるいは
○説明員(山県昌夫君) お説のとおり見通しが悪かったとおっしゃられますと、まさにそのとおりかもしれませんが、御承知のように宇宙開発委員会は原子力委員会と違いまして、原子力委員会は原子力の研究、開発、利用、これを任務としておるわけであります。ところが、宇宙開発委員会はいろいろの事情がございまして、研究、開発、——利用が落ちているわけであります。むろんこれは開発をやるのでございますから、間接的には利用というものについて
○説明員(山県昌夫君) 先ほど申し上げましたように、自主開発ということばの定義というものは非常にあいまいでございますが、今回将来の発展性を考えまして、従来から東大で開発されております固体燃料を、われわれが考えております実用衛星の打ち上げ用のNロケットの第一段、第二段に使うという考え方をやめまして、これを液体燃料にした。そういたしますと、液体燃料に関する技術というものは日本に従来ないわけでございます。
○説明員(山県昌夫君) ただいまの実験用静止通信衛星、電離層観測衛星が三年おくれるという点でございますが、御承知のように宇宙開発ということは、日本といたしましては初めての新しい分野の開発でございますので、昨年計画を立てました場合に、ほかではあまり例がございませんが、この計画は毎年見直すんだぞということをはっきりさせております。 そこで、昨年までの計画の考え方でございますが、まず第一に何と申しましても
○山県参考人 ただいまの御質問でございますが、十一月二十四日に総会を開きまして私は試案を出したい、こう思っておりました。ところが、先ほど申し上げましたように、計画部会の審議がたいへんおくれておりまして、二十九日に計画部会の報告が部会において決議された、こういうような事情になっておりまして、したがいまして、二十四日に体制に関します私の試案というものを御披露するということ、これは実は、体制はいわゆる長期計画
○山県参考人 方向ということははっきり私頭に入らないのでございますが、要は、宇宙開発というものを、まずどの範囲に限定するかということが一つあると思います。いろいろな観測ロケット、こういうこまかいものまですべて網をかぶせるのやら、また、人工衛星というようなものだけに限定するのか、こういう問題が一つあると思います。 それから一元化と申しますと、二つの面があると思います。一つは行政機構の問題だと思います
○山県参考人 お呼び出しを受けましたのは、宇宙開発審議会の会長ということであると思います。ただいまお話がございましたように、宇宙開発審議会に関しまして、いままでの経過を簡単にまず申し上げます。 十月の九日に新しい委員で構成されました宇宙開発審議会第一回、これは通算いたしますと第三十五回でございますが、これが十月九日にございまして、総理より諮問第四号、御案内のとおりに宇宙開発の長期計画と、それから体制
○山県参考人 ただいまのお話のとおりでございます。先ほど私、実施機関と申しますか研究開発機構の一元化が非常にむずかしいということを申し上げました。実にむずかしい問題と思いますが、一つの方法といたしまして、ある程度現状を踏まえなければなりませんので、私の希望いたしますのは、ただいまいろいろお話がございました審議会と申しますか、新しい審議会あるいは宇宙委員会、これは十分御検討願わなければなりませんが、なるたけ
○山県参考人 宇宙開発体制の一元化の理由につきましては、大屋参考人から一応お話がありましたので、私つけ加える必要もないかと思いますが、御承知のように、宇宙開発審議会では体制を一元化するということはきめておりまして、ただ、具体的にいかなる時期において、どういう形でやっていくかという、そういうことが審議中でございまして、いまだに一元化という具体的構想並びにその時期がはっきりしておらないというのが現状だと
○山県参考人 臨時行政調査会の答申に関しましては、お隣の篠原さんがたいへん御努力になっておられるようでございますので、直接いろいろなことは篠原さんから申し上げたほうがいいと思いますが、私いつも感じておりますことは、非常に入り乱れた行政組織を考えまして理論的に検討してまいりますと、いつも行政委員会というものが結論になります。それから研究機関につきましても、いろいろ検討してまいりますと、落ちはやはり研究特殊法人
○山県参考人 前田先生からのお話で、研究特殊法人と申しますか、私かねがねこれは何とか考えなければいかぬと思っておりましたのですが、手近に例を申し上げますと、戦前の理化学研究所と現在の理化学研究所と少し性格的に違っておりますが、さしあたり戦前の理化学研究所的なものでいいんじゃないか。と申しますのは、当時、理化学研究所の専属の主任研究員もたくさんおられましたが、と同時に東京大学その他の大学の方々が、いわゆる
○山県参考人 近ごろ科学技術の振興方策につきまして、あらゆる場におきましてあらゆる角度、たとえば科学技術行政、科学技術教育あるいは研究体制、研究投資、こういったものにつきまして十分御検討になっておられまして、私どもは、いわばこれらの結果の実現待ちということがいえるわけでございますが、本日は民間の人間といたしまして、平素考えておりますことを簡単に申し上げさせていただきます。 まず、科学技術の定義でございますけれども